治療例・症例

歯を抜かない治療

歯を抜かないで治すことの出来る条件  

  1. 治療開始時期が小学校低学年
  2. 歯が大きくない(前歯の平均的な大きさは8.5mm)
  3. 下の歯並びに乱れが少ない
  4. 本人の鼻が高い
  5. 本人の顔が四角
  6. 前歯が前に傾斜していない
  7. 7番目の歯がまだ生えていない
  8. 男の子の方が成長があるので有利
  9. 親が同年代の人より大きい
  10. 一番奥の歯の後ろにスペースがある

かなり歯がデコボコでも上記の項目に当てはまるものが多ければ歯を抜かないで治す可能性があります(特に1から5番までに当てはまると可能性は高い)。 症例の項目で、「歯を抜かなかった症例」は、永久歯が生えそろう前に可撤式床矯正装置(取り外しの出来る装置)で治療してから、固定式の装置で治療したものです。

治療前
治療後

☆無理に歯を並べた場合の影響

  1. 上顎拡大の時期が小学校高学年になると、骨が広がらなくなり歯の傾斜によって広がるため後戻りが大きくなる。
  2. 前歯を前に傾斜させすぎると、口唇が閉じにくくなる。
  3. 7番目の歯が完全に生えず、完全にかみ合わなくなる。また、半分歯肉の中に埋まったままになり、炎症を起こしたり、虫歯になることがある。

歯を抜くか抜かないかは、それぞれの患者さんで異なります。もちろん、歯科医師は口の中の環境を守る仕事ですので、歯を抜いた場合と抜かない場合、どちらが良いかを判断して歯を抜くか抜かないかを決定します。

上顎を拡大しても顔の形は変わりません。顔が広くなるような事もありません。上を広げる限界は、下あごの大きさに影響するからです。下あごを無視して広げると咬めなくなります。

治療症例(様々な例)

以下より、詳細ページをご覧ください。